いちからマイホームを形づくる新築の戸建てでは、実際に暮らしはじめると、「こんなはずでは…」と失敗するケースもあります。
しかし、時間と費用をかけて建てる新築の戸建ては、家族みんなの快適なマイホームにしたいですよね。
よくある失敗例とともに、子どもも大人も暮らし心地のよい戸建てにするための対策を解説します。
新築の戸建てマイホームでよくある失敗の実例
新築の戸建てを建てる際、子ども部屋にまつわる失敗例がよく見られます。
小さいときに、目がいき届くようとリビングの横を子ども部屋にした実例です。
幼いうちは便利だったものの、小学校に上がって友達を連れてくると、その度にリビングの片付けに慌てたり、受験勉強の邪魔にならないようリビングでも静かに過ごしたりと、家族が気を使いあう生活になってしまうケースです。
子どもは、成長することを想定した新築戸建てにすることが大切ですね。
また、大人にとっても、住み心地のよくない新築戸建てになってしまう失敗例はあります。
たとえば、家事や収納などが不便な動線。
リビングを広くしたいと収納を別の場所にすると、出し入れが不便で、結果的にいつも散らかったリビングになったケース。
日当たりのよい2階にリビング、1階に水まわりと分けたら、洗濯物をベランダに干す際など不便になった実例。
反対に、2階に水まわりをまとめると洗濯動線はよいものの、1階で手を洗う場所がなく、帰宅後など毎回不便を感じてしまう場合もあります。
快適な新築戸建てにするには、リアルな生活イメージが大切ですね。
失敗しない新築戸建てのための対策とは!?
子ども部屋を失敗しないための対策としては、まず成長の変化に対応できる部屋にします。
具体的には、独立した子ども部屋を2つ設けるよりも、将来、間仕切れる可変式の子ども部屋にすると失敗が少ないでしょう。
さらに間仕切りをした後に、北側の部屋ができる場合は、暗くならないよう採光に気を付けておきます。
また、失敗の多い収納については、配置する場所とともに、収納する物を想定して奥行きや、高さ、幅を考えるとよいでしょう。
使い勝手のよい収納にする場合は、内部にコンセントや照明を設置するのもおすすめです。
さらに家事効率に優れた戸建てにする対策としては、通路が洗濯カゴを持っても通りやすいか、広すぎて逆に家事に不便がないかなども、チェックしておきたいポイントです。