2016年4月に一般家庭でも電力自由化がスタートし、電力会社間の競争が促されつつある昨今。
今後もオール電化住宅向けの、よりお得な電力プランが出てくることが期待されています。
これからマイホームを探す予定の方は、省エネでお得なオール電化住宅を選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、オール電化住宅に暮らすメリット・デメリットをご紹介致します。
オール電化住宅のメリット
オール電化住宅には以下のようなメリットがあります。
ガス代がかからない
ガスを使わないので、当然ガスの基本料金など一切がかかりません。
安い深夜電力を利用できる
オール電化住宅は、料金が安い深夜電力を利用するため電気代がお得です。
災害時の復旧が早い
東日本大震災や熊本地震の時にも、ライフラインの中で一番早く復旧したのは電気でした。
ガスは東日本大震災時で5週間、熊本地震では2週間復旧にかかったところ、電気はどちらも1週間で復旧しています。
ガスよりも安全性が高い
キッチンや浴室でも火を使うことがないので、火事になる可能性が少なくて済みます。
また、ガスコンロのキッチンで時々見られる衣類への着火事故も、IHクッキングヒーターなら火が出ないので燃え移る事も無く安心。
ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒の心配もありません。
お手入れが簡単
IHクッキングヒーターは全面がフラットなので、お手入れの際にもサッと拭くだけで綺麗になります。
簡単にお手入れできるのでいつでもスッキリしたキッチンでお料理でき、奥さまもストレスがありません。
省エネ、さらに災害時に給湯器の水が利用できる
オール電化で使われる電気給湯器(エコキュート)は、エアコンなどにも利用されている「ヒートポンプ技術」を利用して空気の熱でお湯を沸かします。
電気だけでなく、外気の温度も利用するため省エネルギーでお湯が沸かせます。
給湯器の中には貯水タンクがあり、その水を災害時の生活用水として使うことが出来ます。(ただし、飲用水には向きません。)
深夜電力で沸かしたお湯が給湯器の中に貯められているため、停電時でも一定量はお湯も使えます。
オール電化住宅のデメリット
オール電化住宅向けの料金プランは深夜の電気料金が安くなるのですが、日中の電気代は少々高めに設定されています。
そのため日中に電気をよく使うご家庭は、自分たちのライフスタイルにあった電気料金プランを選ぶことが重要です。
また、オール電化住宅は停電したら家庭内全てのエネルギーが停止するため、一切使えなくなる点が最大のデメリットでしょう。
ただし、オール電化住宅に太陽光発電を併せて設置すれば、停電が起こった場合太陽光発電によって発電した電気を供給することができ、災害時の非常用電源とすることができます。