一生でそう何度とはない大きな買い物となるマイホームの購入。
まずは気に入った土地を見つけて、じっくりと家づくりに取り組みたいという方も多くいらっしゃると思います。
今回は、そんな時にも役立つ「整形地」と「非整形地・不整形地」の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきます。
まずチェック!整形地・非整形地の特徴
マイホーム購入のためのはじめの一歩となる土地探し。
いざ、家を建てるために土地探しをはじめて、意外といろいろな名称のついた土地があることに気がついた方も多いのではないでしょうか?
土地には、それぞれ異なる形状があり、そのメリット・デメリットもさまざま。
まずチェックしておきたいのは「整形地」と「非整形地・不整形地」。
整形地が、長方形・正方形などの形状に整備された土地を指すのに対し、非整形地や不整形地は、形状が整えられていないありのままの土地を指します。
非整形地にはいろいろな形状がありますが、都市部には旗竿地(路地状敷地)が多いと言われ、全国的にも、L字型・三角型・崖地・傾斜地・高低差のある土地などが見られます。
両者は形状の違いはもちろん、土地の購入にかかる費用や土地にかかる税率が異なるという特徴を持っています。
整形地・非整形地のメリットとデメリットとはどんなもの?
整形地と非整形地のおおまかな特徴がわかったところで、次にチェックしておきたいのは、それぞれのメリット・デメリット。
とくに、マイホーム購入を検討中の場合は、「価格が安いから」「立地が理想的だから」などの理由が土地選びに大きく関わってきますが、きちんと土地の特徴を知識として持っておくと安心です。
整形地のメリット
●建物の建築設計がしやすく、規格住宅も施工しやすい
●人気があるため、将来的に手放す場合にも売却がしやすい
整形地のデメリット
●土地の評価が高いため、価格が高め
●人気があるので、土地購入時の競争率が高い
非整形地のメリット
●土地の購入費用と毎年の固定資産税の費用を抑えることができる
●外観や間取りなど、デザイン性の高い家づくりができる
●敷地が路地状になっている旗竿地の場合、プライバシーを保つ家づくりができる
非整形地のデメリット
●非整形地の形状によっては、自分で整形地にしてから利用する必要がある
●家を建てるのにはあまりよいとは言えない立地の場合がある