家を購入する際、「駅から家までの距離」を気にされる方は多いでしょう。
ただ、「駅から近いこと」を希望して物件を決めたはずなのに、実際に住んでみたら思わぬデメリットがあったというケースも珍しくありません。
今回は、「駅から遠い家」と「駅から近い家」、それぞれのメリット・デメリットを解説していくので、物件購入を検討中の方はぜひ参考にされてください。
「駅遠い家」のメリット・デメリット
「駅が遠い家」のメリットは、なんといっても価格が安いことです。
同じような価格でも「駅チカ物件」に比べ、より広く設備の整った家を購入できる可能性が高まります。
また、騒音の心配も少なく、自然豊かで穏やかに過ごせることもメリットの1つです。
一方でいくつかのデメリットもあります。
まず、電車を利用する場合の通勤や通学に時間がかかってしまうことです。
天気が悪い日やケガしてしまったときなどは、なおさら負担がかかります。
「時は金なり」で、そうした時間を少しでも削減したい人にとっては懸念点となるでしょう。
さらに、閑静であることがメリットである反面、人通りの少ない夜道に不安を感じる方も少なくありません。
特に女性で夜遅い帰宅になることが多い場合や、お子さまの部活や塾の帰り道などは注意が必要です。
「駅遠い家」に対する「駅近い家」のメリット・デメリット
「駅が近い家」の最大のメリットは、利便性がよいことです。
たとえば、スーパーやコンビニ、飲食店などが多く、残業などで帰宅が遅くなった日の夕飯や雨の日の買い物にも困りません。
通勤・通学もしやすく移動時間を短縮できるため、朝は余裕をもって支度ができます。
また、ほぼ毎日のことである通勤・通学時間の短縮は、長い目でみるとかなりの時間を「自分の自由時間」に費やせることにもなります。
さらに、夜でも人通りが多く交番が近くにあることが多いため、防犯面でも安心です。
そのぶんデメリットとして、電車の音を含む騒音が夜遅くまで続いたり、酔客にからまれトラブルになりやすかったりすることがあげられます。
加えて、駅周辺は開発が進んでいくことが考えられます。
住み始めた当初から環境が多く変わる可能性があることも覚えておきましょう。