住宅の建て方を指す「ツーバイフォー」とは、どのような工法で建てられた家であるかご存じですか?
家を建ててしまったあとでは、やり直しできない話であるからこそ、工法についてしっかり理解してからマイホームを築きたいものです。
そこで今回の記事では、ツーバイフォーの定義やメリット、さらに在来工法との相違点について解説します。
ツーバイフォーの家とは
木造住宅の工法を指す言葉である「ツーバイフォー」は、アメリカで誕生した「木造枠組壁工法」であり、今ではアメリカとカナダの木造住宅の9割がこちらの建築方法で建てられています。
2インチ×4インチのサイズに規格化された角材を合板によって一体化させて、壁・天井・床となる6面体の箱を造り、この箱を横にしたり、積み重ねることにより家を建てていく工法です。
日本では1974年にこちらの工法が認可されて以来、在来工法に次いで着工数の多い建築方法になっています。
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ツーバイフォーの家と在来工法の住宅との相違点とは
在来工法とは木造軸組工法を指す言葉であり、梁や柱で壁や天井となる基礎を築き、さらに地震の横揺れに耐えられるように、筋交いを入れて築かれた高度な技術が必要とされる工法です。
ツーバイフォーが住宅を面で支えて外圧を分散しているのに対して、在来工法は線軸で住宅の荷重を支えている点が、2つの工法の相違点です。
在来工法で住宅を建てるメリットは、希望する間取りを実現しやすく、ツーバイフォーを含むその他の工法よりもレイアウトの自由度が高い点であり、増改築がおこないやすいという特徴もあります。
ツーバイフォーで家を建てる場合のメリットとデメリットとは
ツーバイフォー工法は箱状になっていますから、地震時の強い揺れを面で支えて外部からの圧力を分散できるため耐震性、耐風性に優れており、台風や地震の被害が多い日本の風土に適しています。
また、火の周りが防ぐ「ファイヤーストップ構造」が導入されているので、耐火性の高さもメリットです。
さらに、面と面を組み合わせて築かれているため機密性が高く、冷暖房が効きやすいというメリットもあり、冷暖房費の節約にもつながるでしょう。
規格化された資材を組み合わせていくだけなので、短い工期で住宅を建てることができますし、材料費を抑えられます。
一方のデメリットとしては、間取りが制限されてしまいますし、増改築が必要になった際にリノベーションがしづらいことです。
さらに、窓や掃き出し窓を大きくしてしまうと、建物の強度が下がってしまうため開口部を大きくできませんし、機密性の高さが仇となってカビや結露が発生しやすいというデメリットもあります。
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まとめ
工法により建物の強度が異なるなどの一長一短があるため、何を重視してマイホームを建てるのかしっかりと考えたうえで家の建設を検討することが大切です。
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