2015年3月、長野市戸隠は「妙高戸隠連山国立公園」に指定されました。
地区内には、創建以来2,000年以上の歴史を誇る戸隠神社や戸隠森林植物園など多くの観光スポットがあります。
そのなかでも人気の高いのが、鏡池です。
今回は、鏡池の概要や見どころをご紹介します。
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長野県長野市にある鏡池の概要について解説
長野市を代表する観光スポット「鏡池」は、妙高戸隠連山国立公園内、標高約1,150mの高地にあります。
戸隠連峰を映す湖面の景観が人気の鏡池ですが、じつは農業用のため池として使われていることをご存じでしょうか。
標高1,000m以上の寒冷な高地にある戸隠では、戦前まで水田稲作がほぼおこなわれていなかったといいます。
そこで1969年から74年にかけて、田んぼに水を供給する目的でつくられたのが「温水ため池」でした。
湧き水をため池で温めてから田んぼに引くことで、冷害の影響を受けない稲作づくりが可能になったのです。
鏡池も温水ため池の1つで、ため池台帳上の正式名称は「西原ため池」です。
鏡池の見どころとは？
鏡池最大の見どころは、戸隠連峰を映し出す水面にあります。
春から初夏にかけて映える残雪と新緑のコントラストもさることながら、紅葉の時期は赤や黄に色づいた木々が鮮やかに映りこみ、美しい景観を望めます。
とくに秋の早朝、霧が立ち込めたときに広がる幻想的な景色は圧巻です。
なお、紅葉のピークを迎える10月は鏡池周辺が混雑するため、土日祝日の9時から16時30分まで交通規制がおこなわれます。
一般車両は通行できないため、ご注意ください。
鏡池周辺の観光スポットをご紹介！
鏡池を訪れたあとは、周辺のスポットを散策してはいかがでしょうか。
まずご紹介するのは、戸隠神社です。
創建は紀元前にさかのぼるといわれ、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5社からなります。
「天の岩戸開き神話」に登場する神々を祀る古社として信仰を集めてきました。
鏡池からは、奥社と九頭竜社まで徒歩約20分、中社と宝光社、火之御子社まで徒歩約30分かかります。
●所在地：長野県長野市戸隠中社3506（中社）
●営業時間：9：00～17：00
●定休日：無休
●アクセス方法：上信越自動車道「信濃町IC」より約30分
●駐車場：あり
次に、戸隠森林植物園をご紹介します。
約71haという広大な植物園は、1964年に開園しました。
春はミズバショウやタチツボスミレ、初夏はヤマボウシやシモツケソウなどさまざまな花が楽しめるほか、多くの野生動物が生息しています。
鏡池からは徒歩約15分です。
●所在地：長野県長野市戸隠3510-35
●営業時間：9：30～16：30
●定休日：毎週月曜日（月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日）
●アクセス方法：上信越自動車道「信濃町IC」より約30分
●駐車場：あり
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まとめ
農業用のため池としてつくられた鏡池は、戸隠連峰を鏡のように映し出す景観が人気のスポットです。
とくに紅葉のシーズンには多くの方でにぎわいますが、新緑の季節の景色もおすすめです。
四季折々で異なる姿を見せてくれる鏡池をぜひ訪れてみてください。
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