不動産売却時、住みながら売る方法と、転居してから売る方法があります。
今回は、住みながら不動産を売却する際のメリットとデメリット、注意点を解説します。
転居費用がなく、不動産売却できないのではないかと悩んでいる方、不動産売却を検討している方は記事を一読ください。
不動産の売却を住みながらおこなう方法は？
住みながら不動産売却する方法を一般的に「売り先行」と呼びます。
リースバックという方法を利用して、売り先行で不動産を売却することもできます。
リースバックとは、不動産を不動産会社へ売却したあとで、買主の不動産会社に対して賃料を支払うことで、その不動産に住み続けられる方法です。
不動産会社が自宅を買い取ってくれたあとは、家賃を支払うことで売却後の家に住み続けるのです。
この方法により売却してから引っ越し先を探すことも可能となりますが、不動産会社に買取を依頼す場合、価格は相場の70%程度になることが多いので注意が必要です。
不動産の売却を住みながらおこなうメリットとデメリット
住みながら不動産の売却活動をするメリットは、住宅ローン支払いと家賃を2重に支払わなくても良い点や、買主が内覧時に実際の使用方法をイメージしやすい点です。
不動産売却が決まってから転居するため経済的負担が少なく、住み替えのために不動産を購入する資金にも困りません。
住みながら不動産の売却活動をするデメリットは、買主候補者の内覧申し込みに合わせなければならない点です。
一般的に内覧申し込みは週末が多いため、不動産売却が済むまで出かけることが難しくなります。
また、普段の生活感があり過ぎると買主の購入意思を削いでしまう可能性が考えられます。
そのため、冷蔵庫や机のシールを剥がす、水回りなどを清掃する、ソファーカバーなどを新しくするなどの必要があります。
そして、いつ売れるかわからないため、住み替え費用などが高くなるケースもあると言えます。
住みながら不動産の売却活動をする際の注意点とは？
注意点は、常日頃から掃除をすることや、引っ越し先の事前調査をすることです。
玄関ホールや水回りは汚れやすく、垢などがつきやすいため、日頃から掃除を心がけましょう。
また、買主が決まったあとは、転居先を探す必要があります。
不動産売却では、売買契約してから引き渡しまで3〜6か月かかるのが一般的です。
つまり、この期間のあいだに新居を見つけなければなりません。
売却活動と並行して引っ越し先の事前調査をおこないましょう。
転居先が見つからない場合は、ホテル住まいなどになるケースもあるため注意しましょう。
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まとめ
住みながら不動産の売却活動をするには、日頃のお手入れはもちろん、内覧予定を買主候補者に合わせることが早期売却のためのコツと言えます。
週末対応ができない場合は、長期化する可能性もあるため、メリットとデメリットを把握したうえで検討しましょう。
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